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日本語は、簡単に思えて、難しいものです。特に、ビジネス文章や論文においては、間違えることもできません。
正しい日本語が書けることが、社会人としての第1歩となり、あなたの評価もあがります。
ここでは、事例を交えながら、本当の日本語を勉強しましょう。
あなたの日本語が少しでも上達すれば幸いと思います。
どんどん事例を追加していきますので、お気に入りに入れてください。
これであなたの文章も得意分野に
ビジネス文章の基本 | |
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やたらに、「を」をつけない。 | ○○をする⇒○○する。 |
やたらに、「漢字」を使わない。 | ○○して下さい⇒○○してください。 |
だらだら文章を書かない。 | 文章は要点を箇条書きで。 |
やたらに「。」をつけない。 「。」のつけ方講座 |
1 〜もの⇒「。」をつけない。(「こと。」「とき。」はつける。) 2 名詞で終わる⇒「。」をつけない。(文書に続きがないとき) 3 すること。するとき。⇒「。」をつける 4 (〜する。)⇒「。」をつける 5 賞状、表彰状、感謝状、辞令には「。」を使わない。 |
やたらに「、」をつけない。 「、」のつけ方講座 |
1 主語の次に「、」をつける。 例:私は、製品には、 2 文の初めにおく接続詞及び副詞のあとは、「、」をつける。 例:ただし、また、なお、したがって、ついては、さて、すなわち、しかし、もし、 3 「かつ」の前後には「、」をつける。 例:通知し、かつ、参考に 例:心理的かつ情緒的に(語と語のかつには、「、」をつけない。) 4 語を対等の関係で並列に並べる場合。 例:野球、サッカー及びテニス 例:野球、サッカー又はテニス 例:野球、サッカー並びにテニス 例:野球、サッカー若しくはテニス 5 長い条件句、挿入句などの後には「、」を付けます。 例:会社は、その事務を処理するに当たっては、収入の 6 条件、制限を表す語句のあとに 例:準備が不十分だったため、正しい結果が出なかった。 例:この資料を読むと、漢字がよくわかる。 例:黒豆を食べる前に、よく手を洗ってください。 7 文が重なって続く場合、その間に打つ 例:午前中に市役所に行き、午後は町役場に行った。 8 漢字やひらがなが続いていて、読みにくいときに打つ。 例:期末テスト後、実力テストを行います。 |
「・」のつけ方講座 | 1 名称を列挙する場合 愛知・埼玉・静岡(=愛知、埼玉及び静岡) |
「( )」の使い方講座 | 1 語句又は文の後に説明を付ける場合にしよう 関係者(自治会法第12条第3項に規定する人物をいう。) |
接続詞による段落の立て方 | 1 前の文と分けて新しい段落とする場合 なお、おって、さて、つきましては、 2 前の文と続ける場合 したがって、そのため、この場合において、その際、ただし |
同じ意味の漢字の使い方 | 1 改定、改訂⇒改定に統一 2 配布、配付⇒配布に統一 |
「ます体」「である体」の使いわけ | 市民向けの場合は「ます体」、会社内は「である体」 |
同じ文章で同じような語句、表現を使わない。 | 事例:お客様は、この商品を知らない。ユーザーにもっと知ってもらう必要がある。 |
同じ言葉で漢字、ひらがなを同じ文章で使わない。 | 事例:昨日、あいさつをしたが、本日は、挨拶をしなかった。 |
「ら」抜き言葉、「い」抜き言葉は使わない。 | 事例:「見れる」「考えれる」⇒「見られる」「考えられる」 事例:「見てる」「考えてる」⇒「見ている」「考えている」 |
一文は、50文字以内にすること | ○「〜で」「〜て」がやたらに入っている ○「〜が」「〜し」がやたらに入っている |
「接続詞」で文をつなげる。 | ○順接:そこで、そして、すると、そうすると、 ○逆接:しかし、ところが、だが、 ○並列:また、および ○例示:例えば ○話題転換:ところで、さて、でわ ○因果関係:そのため、その結果、従って ○整理:つまり、要するに、すなわち ○制限・補足:ただし、なお 事例:操作が複雑でわかりにくい。操作ミスによる問題が起こっている。 ⇒操作が複雑でわかりにくい。そのため、操作ミスによる問題が起こっている。 事例:機械のハードが故障していることがわかった。ハードの耐用年数は5年である。 |
前の文と後の文をつなげる。 | 前の文の言葉をキーワードにして、後の文にも入れる。 |
接続詞における段階の立て方 | ○次の接続詞で始まるものは、前の文と分けて一つの段落とします。 なお、おって、さて、つきましては ○前の文に続け、別の段落としない。 したがって、そのため、この場合において、その際、ただし、 |
数字の書き方 | ○原則として、アラビア数字(1、2、3、)を使う。 次の場合は、漢数字を使う。 a縦書き文書b固有名詞c概数d慣用句 ○1,000以上の数は、3桁ごとに区切り記号をつける。 ただし、「万」「億」という場合は、漢字を使う。 1億2,500万3,000円 ○分数を書く場合は、国語読みのまま書く。 2分の1 ○数字で年月や期間を書く場合は以下のとおり 4箇月、(4ヶ月、4ヵ月とはかかない。) ○日付・時間・時刻 日付:平成12年4月23日 時刻:8時40分 時間:8時間 |
表の体裁 | ○文字数に合わせて列幅を調整する ○表頭見出しはセルの中央に表示 ○表側見出しはセルの中央または左端に表示する ○フォントはくっきりと見やすいゴシックにする ○罫線は太くしすぎない(0.5〜1ポイント) |
記号の付け方 | ○「」語句・文章を引用する場合 例 「国家」とは ○:次に説明文その他の語句が続く場合 例 注:・・・ ○〜・・から・・までを示す場合 例 京都〜東京 |
見出し記号 | 第1→1→(1)→ア→(ア)→a→(a)の順で使う。 |
文章の正誤 | |
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× | ○ |
・・・あたっては、 | ・・・当たっては、 |
〜して下さい。 | 〜してください。 |
遺憾なく | 適切に |
今般 | この度 |
特段の配慮を賜りたい | よろしくお願いします |
出席の方ついてよろしくお取り計らい願います | 出席をお願いします |
・・・していただきたく | ・・・いただきますよう |
・・・おって・・・します | 後日・・・します、後ほど・・・します |
該当なき旨 | 該当がないこと |
可能な限り | できるだけ、できる限り |
かんがみ | 考慮して |
期日厳守の上 | 必ず期日までに |
上のことについて、このことについて、標記のことについて | 上記のことについて |
漢字の使い方、日本語の意味 | |
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町と街 | 町:町と村、町ぐるみ、町役場 街:街を吹く風、学生の街、街の明かり |
丸いと円い | 丸い:背中が丸くなる。丸く治める。丸太 円い:円い窓、円く輪になる。 |
文章の事例 | |
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件名には、わかるように(通知)や(回答)と表示する | 部長会議の開催について(通知)(回答)(照会) |
法律の行為としての通知には、その根拠を明示 | 「行政訴訟法(平成19年法律第34号)第3条の規定により」 |
回答の場合は、照会の文を書く | 事例1:平成13年4月5日付け13動第234号で照会のことについて、下記のとおり回答します。 事例2:平成13年4月5日付け13動第234号で照会のことについては、該当事項はありません。 事例3:〜で協議の計画については、意義ありません。 |
文書の作成の原則・きまり | |
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条例、規則、要領、要綱、ガイドライン等の改正の時 | 改正の概要を記載して、案文の後に新旧対照表をつけること。 |
過去の事例、他会社、他府県の状況がわかる時 | 参考資料として添付する。 |
伺い文は、読みやすく、分かりやすくするために | 箇条書きにすること。 |
下記と文書で書いたら | 下に必ず「記」の語句を使うこと |
次のとおりと文書で書いたら | 下には「記」の語句を使いません。 |
文書をつなぐ場合 | まず、「なお」でつなぎ、次に「おって」でつなぐ。 |
数字は、原則としてアラビア数字「1、2、3」を用いる。 次の場合は漢数字 |
縦書き文書、固有名詞、概数、慣用句等 |
1,000以上の数字の場合は、 | 3桁ごとに区切り記号をつける。特に大きい数字は、「万」「億」等も書く。 2億5,000万3,000円 |
分数の場合は、そのままの読みで書く。 | 2分の1 |
年月や期間の書き方 | 5箇月(×5ヶ月、×5ヵ月) |
提出前に必ずチェックすること | チェックは、朱色等ではねて、印刷したものをチェックする |
主語と述語の対応をチェック | 主語と述語はちゃんと対応しているか? ×経済衰退の原因は、アメリカ経済の変化に伴い、ニーズが多様化しましt。 ○経済衰退の原因は、アメリカ経済の変化に伴い、ニーズが多様化したことにあります。 ○経済衰退の原因は、アメリカ経済の変化に伴い、ニーズが多様化したことが挙げられます。 |
修飾語をチェック | 修飾語は、修飾される語の近くにあるか? ×新しい会社の資料を説明した。 ○会社の新しい資料を説明した。 |
繰り返しの表現 | 本文中で件名と同じことを繰り返したり、件名中の字句を引用したりする場合は、「・・・上記文章を・・」のように表現する。 ×上記のことについて、上のことについて、このことについて、標記のことについて |
繰り返しの省略方法 | 同じことを省略する場合、言葉のあとに(以下「○○」という。)と付け加える。 (例)経理進行管理システム(以下「システム」という。)は、管理する時に・・・。システムは、・・・。 |
知事から文章を出す場合 | 知事から文章を出す場合、通常は知事の名前まで記入する。 |
日本語の使い方 | |
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紛らわしい語句 | 1 「から」と「より」 「から」は時と所の起点を示す。「より」は比較を表す。 (例)東京から大阪に向う。東京より大阪が楽しい。 2 「から」と「ので」 理由をあらわすがビジネスでは、「ので」をつかうのが基本 |
「基づき」と「より」 | 1 「基づき」は、根拠を広い意味(法全体)をとらえる場合に使う。 「○○法(条例)の規定に基づき」、「○○政令に基づき」 2 「より」は、具体的にある条文の規定(何条)をとらえて、引用する場合に使う。 「○○条例第○条の規定により」、「○○政令第○条の規定により」 |
「に」と「へ」 | 1 「に」は、場所、時、位置を示す場合に使う。 (例)東京に集まる 2 「へ」は、方向を示す場合に使う。 (例)東京へ行く |
「規定」と「規程」 | 「規定」は、法令のうち個々の条項の定めをさし、「規程」は条項の総体を表現する。 |
重ね言葉は不可 | 1 意味が同じ重ね言葉は使用しない。 (例)今の現状から申しますと⇒現状から申しますと (例)受賞をお受けになり⇒受賞された (例)一番、最初に⇒最初に |
文章記号の使い方 | ○「、」の使い方 1 「は・が・も」の後、ただし、文が短い場合は打たない。 2 対等に並ぶ語句と語句の間 3 読み間違い、誤解のおそれがあるとき 4 対になった文では、対句の接続部分にだけ「、」を付け、対句の中の主語の後には、「、」をつけない。 (例)学校にあっては校長、大学にあっては事務総長に ○「・」の使い方 1 名詞の並列 (例)時・場所・目益 2 外国人の名前 (例)マイケル・ジャクソン |
文章作成の基本 | 1 文書の相手は誰か、相手の知りたいこと、相手に何をして欲しいのかまとめる。 |
注意事項 | 1 日付には、曜日を入れる。 2 5W3H(いつ、どこで、誰が、何そ、なぜ、どのように、いくら、いくつ)をチェック |
尊敬語、謙譲語、丁寧語 | |
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尊敬語 | ○いらっしゃる ○相手の行為を表す動詞に「お」「ご」を付ける ○「なさる」を付ける ○「くださる」を付ける ○相手のものごと、行為の名詞に「お」「ご」「貴」「御」を付ける |
謙譲語 | ○申す、申し上げる ○「お」「ご」を付ける ○「お〜いたす」、「ご〜いたす」 ○「〜させていただく」 ○「小」「弊」「拝」等をつける。 |
丁寧語 | ○「です」「ます」「ございます」を付ける |
パソコンを使ってのテクニック | |
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文章に表を挿入する | ワードでは、「編集」⇒「形式を選択して貼り付け」⇒「リンク貼り付け」 |
メールの常識 | ○宛先の書き方 ・相手が社外の場合:○×株式会社 総務部長 高橋浩二様 ・相手が社内の場合:○×営業部長 又は 営業部長○×様 ・相手が複数の場合:第2営業部 ○×様、関係各位 ○前文 ・相手が社外の場合:○×会社の○×です。 ・相手が社内の場合:営業部の○×です。○×事務局です。 ○挨拶文 ・相手が社外の場合: @いつもお世話になっています。 A先日はお忙しい中、ご足労いただき、ありがとうございました。 B早速のお返事、ありがとうございます。 Cご無沙汰しております。○×では大変お世話になりました。 D初めてご連絡を差し上げます。 ・相手が社内の場合 @お疲れさまです。 A先日の会議、遅くまでお疲れさまでした。 ○末文 ・よろしくお願いします。お願いいたします。 ・取り急ぎ、ご報告申し上げます。 ・今後ともよろしくお願い申し上げます。 ・ご返信のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○「CC」でメールを送る場合、メール本文に(CC:弊社 ○×課長 ○△)等記載する。 ○メールは、内容ごとに改良する。 ○メール件名は、読んだらすべてがわかる内容とする。 ○緊急の場合は、【緊急】、【要確認】、【重要】等とメール件名に記載する。 ○箇条書きでわかりやすく。 |
メールのエチケット | ○メールは、誰もが読む。ずっと残ることを忘れないように。 ○相手に気持を伝えるために「ありがとうございます」「いつもお世話になっています」等の言葉を ○メールは、相手の感情を害しないように相手の状況や立場を考慮して文面に。 ○メールは、出す前に読み返しを。相手を誹謗中傷したり、感情をむき出しにしたりしないこと。 |
ビジネス文書の常識 | |
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わかりやすい文書のために | @2つの事柄を含んだ文は、二つに分ける。 A指示語をやたらに、使わない。 B二重否定は避ける。 ・この本は、本棚以外にしまわないでください。 →この本は、本棚にしまってください。 C「が」「し」「おり」「あり」「また」をつないで、文書を長くしない。 →「が」「し」「て」「修飾語」で文を切る。 D文末をすっきりする。 ・〜をすることとします→します ・〜が必要であると言えます→必要です。 ・〜するようにします→します Eなじみのない略語は、*をつけて説明する。 F同じ文末の繰り返しをつかわない。 ・〜となっています。→〜となります。 ・〜する必要があります。→〜してください。 |
必要な情報を伝えよう | @不要な情報、内容、なくても意味が通る語句はできるだけ削除する。 A同じ語句の繰り返しは、表現を変える。 B接続詞を削除する。 |
文の構造 | @主語と述語を正しく対応させる A書く内容の順番を決まる。内容を箇条書きで書いてみる。 |
英文表記 | @大文字と小文字を正しくつかう。商標は、そのままの英文で使う。 |