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ビジネス文章の基本

仕事、論文、報告書、受験、資格、入試にも活用

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日本語は、簡単に思えて、難しいものです。特に、ビジネス文章や論文においては、間違えることもできません。
正しい日本語が書けることが、社会人としての第1歩となり、あなたの評価もあがります。
ここでは、事例を交えながら、本当の日本語を勉強しましょう。
あなたの日本語が少しでも上達すれば幸いと思います。
どんどん事例を追加していきますので、お気に入りに入れてください。
これであなたの文章も得意分野に



○ビジネス文章の標準スタイル
パソコンで文章を作成するときにわかりやすい標準スタイルは以下のとおりです。
字数:40字
行数:40行
マージン横上下:すべて20
フォントサイズ:明朝12パソコンで
○ビジネス文章の基本をマスター
ビジネス文章の基本
やたらに、「を」をつけない。 ○○をする⇒○○する。
やたらに、「漢字」を使わない。 ○○して下さい⇒○○してください。
だらだら文章を書かない。 文章は要点を箇条書きで。
やたらに「。」をつけない。
「。」のつけ方講座
1 〜もの⇒「。」をつけない。(「こと。」「とき。」はつける。)
2 名詞で終わる⇒「。」をつけない。(文書に続きがないとき)
3 すること。するとき。⇒「。」をつける
4 (〜する。)⇒「。」をつける
5 賞状、表彰状、感謝状、辞令には「。」を使わない。
やたらに「、」をつけない。
「、」のつけ方講座
1 主語の次に「、」をつける。
  例:私は、製品には、
2 文の初めにおく接続詞及び副詞のあとは、「、」をつける。
  例:ただし、また、なお、したがって、ついては、さて、すなわち、しかし、もし、
3 「かつ」の前後には「、」をつける。
  例:通知し、かつ、参考に
  例:心理的かつ情緒的に(語と語のかつには、「、」をつけない。)
4 語を対等の関係で並列に並べる場合。
  例:野球、サッカー及びテニス
  例:野球、サッカー又はテニス
  例:野球、サッカー並びにテニス
  例:野球、サッカー若しくはテニス
5 長い条件句、挿入句などの後には「、」を付けます。
  例:会社は、その事務を処理するに当たっては、収入の
6 条件、制限を表す語句のあとに
  例:準備が不十分だったため、正しい結果が出なかった。
  例:この資料を読むと、漢字がよくわかる。
  例:黒豆を食べる前に、よく手を洗ってください。
7 文が重なって続く場合、その間に打つ
  例:午前中に市役所に行き、午後は町役場に行った。
8 漢字やひらがなが続いていて、読みにくいときに打つ。
  例:期末テスト後、実力テストを行います。
「・」のつけ方講座 1 名称を列挙する場合
  愛知・埼玉・静岡(=愛知、埼玉及び静岡)
「( )」の使い方講座 1 語句又は文の後に説明を付ける場合にしよう
  関係者(自治会法第12条第3項に規定する人物をいう。)
接続詞による段落の立て方 1 前の文と分けて新しい段落とする場合
  なお、おって、さて、つきましては、
2 
前の文と続ける場合
  したがって、そのため、この場合において、その際、ただし
同じ意味の漢字の使い方 1 改定、改訂⇒改定に統一
2 配布、配付⇒配布に統一
「ます体」「である体」の使いわけ 市民向けの場合は「ます体」、会社内は「である体」
同じ文章で同じような語句、表現を使わない。 事例:お客様は、この商品を知らない。ユーザーにもっと知ってもらう必要がある。
同じ言葉で漢字、ひらがなを同じ文章で使わない。 事例:昨日、あいさつをしたが、本日は、挨拶をしなかった。
「ら」抜き言葉、「い」抜き言葉は使わない。 事例:「見れる」「考えれる」⇒「見られる」「考えられる」
事例:「見てる」「考えてる」⇒「見ている」「考えている」
一文は、50文字以内にすること ○「〜で」「〜て」がやたらに入っている
○「〜が」「〜し」がやたらに入っている
「接続詞」で文をつなげる。 ○順接:そこで、そして、すると、そうすると、
○逆接:しかし、ところが、だが、
○並列:また、および
○例示:例えば
○話題転換:ところで、さて、でわ
○因果関係:そのため、その結果、従って
○整理:つまり、要するに、すなわち
○制限・補足:ただし、なお
事例:操作が複雑でわかりにくい。操作ミスによる問題が起こっている。
⇒操作が複雑でわかりにくい。そのため、操作ミスによる問題が起こっている。
事例:機械のハードが故障していることがわかった。ハードの耐用年数は5年である。
前の文と後の文をつなげる。 前の文の言葉をキーワードにして、後の文にも入れる。
接続詞における段階の立て方 ○次の接続詞で始まるものは、前の文と分けて一つの段落とします。
  なお、おって、さて、つきましては
○前の文に続け、別の段落としない。
  したがって、そのため、この場合において、その際、ただし、
数字の書き方 ○原則として、アラビア数字(1、2、3、)を使う。
次の場合は、漢数字を使う。
a縦書き文書b固有名詞c概数d慣用句
○1,000以上の数は、3桁ごとに区切り記号をつける。
ただし、「万」「億」という場合は、漢字を使う。
1億2,500万3,000円
○分数を書く場合は、国語読みのまま書く。
2分の1
○数字で年月や期間を書く場合は以下のとおり
4箇月、(4ヶ月、4ヵ月とはかかない。)
○日付・時間・時刻
日付:平成12年4月23日
時刻:8時40分
時間:8時間
表の体裁 ○文字数に合わせて列幅を調整する
○表頭見出しはセルの中央に表示
○表側見出しはセルの中央または左端に表示する
○フォントはくっきりと見やすいゴシックにする
○罫線は太くしすぎない(0.5〜1ポイント)
記号の付け方 ○「」語句・文章を引用する場合
 例 「国家」とは
○:次に説明文その他の語句が続く場合
 例 注:・・・
○〜・・から・・までを示す場合
 例 京都〜東京
見出し記号 第1→1→(1)→ア→(ア)→a→(a)の順で使う。

○文章の正誤と事例
文章の正誤
×
・・・あたっては、 ・・・当たっては、
〜して下さい。 〜してください。
遺憾なく 適切に
今般 この度
特段の配慮を賜りたい よろしくお願いします
出席の方ついてよろしくお取り計らい願います 出席をお願いします
・・・していただきたく ・・・いただきますよう
・・・おって・・・します 後日・・・します、後ほど・・・します
該当なき旨 該当がないこと
可能な限り できるだけ、できる限り
かんがみ 考慮して
期日厳守の上 必ず期日までに
上のことについて、このことについて、標記のことについて 上記のことについて

○漢字の正しい使い方と事例

漢字の使い方、日本語の意味
町と街 町:町と村、町ぐるみ、町役場
街:街を吹く風、学生の街、街の明かり
丸いと円い 丸い:背中が丸くなる。丸く治める。丸太
円い:円い窓、円く輪になる。

○文章の事例の詳細
文章の事例
件名には、わかるように(通知)や(回答)と表示する 部長会議の開催について(通知)(回答)(照会)
法律の行為としての通知には、その根拠を明示 「行政訴訟法(平成19年法律第34号)第3条の規定により」
回答の場合は、照会の文を書く 事例1:平成13年4月5日付け13動第234号で照会のことについて、下記のとおり回答します。
事例2:平成13年4月5日付け13動第234号で照会のことについては、該当事項はありません。
事例3:〜で協議の計画については、意義ありません。

○文書の作成の原則
文書の作成の原則・きまり
条例、規則、要領、要綱、ガイドライン等の改正の時 改正の概要を記載して、案文の後に新旧対照表をつけること。
過去の事例、他会社、他府県の状況がわかる時 参考資料として添付する。
伺い文は、読みやすく、分かりやすくするために 箇条書きにすること。
下記と文書で書いたら 下に必ず「記」の語句を使うこと
次のとおりと文書で書いたら 下には「記」の語句を使いません。
文書をつなぐ場合 まず、「なお」でつなぎ、次に「おって」でつなぐ。
数字は、原則としてアラビア数字「1、2、3」を用いる。
次の場合は漢数字
縦書き文書、固有名詞、概数、慣用句等
1,000以上の数字の場合は、 3桁ごとに区切り記号をつける。特に大きい数字は、「万」「億」等も書く。
2億5,000万3,000円
分数の場合は、そのままの読みで書く。 2分の1
年月や期間の書き方 5箇月(×5ヶ月、×5ヵ月)
提出前に必ずチェックすること チェックは、朱色等ではねて、印刷したものをチェックする
主語と述語の対応をチェック 主語と述語はちゃんと対応しているか?
×経済衰退の原因は、アメリカ経済の変化に伴い、ニーズが多様化しましt。
○経済衰退の原因は、アメリカ経済の変化に伴い、ニーズが多様化したことにあります。
○経済衰退の原因は、アメリカ経済の変化に伴い、ニーズが多様化したことが挙げられます。
修飾語をチェック 修飾語は、修飾される語の近くにあるか?
×新しい会社の資料を説明した。
○会社の新しい資料を説明した。
繰り返しの表現 本文中で件名と同じことを繰り返したり、件名中の字句を引用したりする場合は、「・・・上記文章を・・」のように表現する。
×上記のことについて、上のことについて、このことについて、標記のことについて
繰り返しの省略方法 同じことを省略する場合、言葉のあとに(以下「○○」という。)と付け加える。
(例)経理進行管理システム
(以下「システム」という。)は、管理する時に・・・。システムは、・・・。
知事から文章を出す場合 知事から文章を出す場合、通常は知事の名前まで記入する。

○日本語をちゃんと使っているか?言葉の使い方
日本語の使い方
紛らわしい語句 1 「から」と「より」
  「から」は時と所の起点を示す。「より」は比較を表す。
  (例)東京から大阪に向う。東京より大阪が楽しい。
2 「から」と「ので」
  理由をあらわすがビジネスでは、「ので」をつかうのが基本
「基づき」と「より」 1 「基づき」は、根拠を広い意味(法全体)をとらえる場合に使う。
  「○○法(条例)の規定に
基づき」、「○○政令に基づき」
 
「より」は、具体的にある条文の規定(何条)をとらえて、引用する場合に使う。
  
○○条例第○条の規定により」、「○○政令第○条の規定により
「に」と「へ」 1 「に」は、場所、時、位置を示す場合に使う。
  (例)東京に集まる
2 「へ」は、方向を示す場合に使う。
  (例)東京へ行く
「規定」と「規程」 「規定」は、法令のうち個々の条項の定めをさし、「規程」は条項の総体を表現する。
重ね言葉は不可 1 意味が同じ重ね言葉は使用しない。
 (例)今の現状から申しますと⇒現状から申しますと
 (例)受賞をお受けになり⇒受賞された
 (例)一番、最初に⇒最初に
文章記号の使い方 ○「、」の使い方
 1 「は・が・も」の後、ただし、文が短い場合は打たない。
 2 対等に並ぶ語句と語句の間
 3 読み間違い、誤解のおそれがあるとき
 4 対になった文では、対句の接続部分にだけ「、」を付け、対句の中の主語の後には、「、」をつけない。
   (例)学校にあっては校長、大学にあっては事務総長に
○「・」の使い方
 1 名詞の並列
   (例)時・場所・目益
 2 外国人の名前
   (例)マイケル・ジャクソン
文章作成の基本 1 文書の相手は誰か、相手の知りたいこと、相手に何をして欲しいのかまとめる。
注意事項 1 日付には、曜日を入れる。
2 5W3H(いつ、どこで、誰が、何そ、なぜ、どのように、いくら、いくつ)をチェック

○敬語はちゃんと使おう
尊敬語、謙譲語、丁寧語
尊敬語 ○いらっしゃる
○相手の行為を表す動詞に「お」「ご」を付ける
○「なさる」を付ける
○「くださる」を付ける
○相手のものごと、行為の名詞に「お」「ご」「貴」「御」を付ける
謙譲語 ○申す、申し上げる
○「お」「ご」を付ける
○「お〜いたす」、「ご〜いたす」
○「〜させていただく」
○「小」「弊」「拝」等をつける。
丁寧語 ○「です」「ます」「ございます」を付ける

○パソコンでのテクニック
パソコンを使ってのテクニック
文章に表を挿入する ワードでは、「編集」⇒「形式を選択して貼り付け」⇒「リンク貼り付け」
メールの常識 ○宛先の書き方
 ・相手が社外の場合:○×株式会社 総務部長 高橋浩二様
 ・相手が社内の場合:○×営業部長 又は 営業部長○×様
 ・相手が複数の場合:第2営業部 ○×様、関係各位
○前文
 ・相手が社外の場合:○×会社の○×です。
 ・相手が社内の場合:営業部の○×です。○×事務局です。
○挨拶文
 ・相手が社外の場合:
  @いつもお世話になっています。
  A先日はお忙しい中、ご足労いただき、ありがとうございました。
  B早速のお返事、ありがとうございます。
  Cご無沙汰しております。○×では大変お世話になりました。
  D初めてご連絡を差し上げます。
 ・相手が社内の場合
  @お疲れさまです。
  A先日の会議、遅くまでお疲れさまでした。
○末文
 ・よろしくお願いします。お願いいたします。
 ・取り急ぎ、ご報告申し上げます。
 ・今後ともよろしくお願い申し上げます。
 ・ご返信のほど、よろしくお願い申し上げます。
○「CC」でメールを送る場合、メール本文に(CC:弊社 ○×課長 ○△)等記載する。
○メールは、内容ごとに改良する。
○メール件名は、読んだらすべてがわかる内容とする。
○緊急の場合は、【緊急】、【要確認】、【重要】等とメール件名に記載する。
○箇条書きでわかりやすく。
メールのエチケット ○メールは、誰もが読む。ずっと残ることを忘れないように。
○相手に気持を伝えるために「ありがとうございます」「いつもお世話になっています」等の言葉を
○メールは、相手の感情を害しないように相手の状況や立場を考慮して文面に。
○メールは、出す前に読み返しを。相手を誹謗中傷したり、感情をむき出しにしたりしないこと。

○ビジネス文書の常識
ビジネス文書の常識
わかりやすい文書のために @2つの事柄を含んだ文は、二つに分ける。
A指示語をやたらに、使わない。
B二重否定は避ける。
  ・この本は、本棚以外にしまわないでください。
   →この本は、本棚にしまってください。
C「が」「し」「おり」「あり」「また」をつないで、文書を長くしない。
  →「が」「し」「て」「修飾語」で文を切る。
D文末をすっきりする。
  ・〜をすることとします→します
  ・〜が必要であると言えます→必要です。
  ・〜するようにします→します
Eなじみのない略語は、*をつけて説明する。
F同じ文末の繰り返しをつかわない。
  ・〜となっています。→〜となります。
  ・〜する必要があります。→〜してください。
必要な情報を伝えよう @不要な情報、内容、なくても意味が通る語句はできるだけ削除する。
A同じ語句の繰り返しは、表現を変える。
B接続詞を削除する。
文の構造 @主語と述語を正しく対応させる
A書く内容の順番を決まる。内容を箇条書きで書いてみる。
英文表記 @大文字と小文字を正しくつかう。商標は、そのままの英文で使う。



【生き方の考え方】心理カウンセラー玉木氏との会談
生きて行くなかで、5つのキーワードがあると、心理カウンセラーから講演を聴いたことがあります。
「生涯健康」、「生涯勉強」、「生涯現役」、「生涯創造」、「生涯貢献」
この言葉は、非常に重みがあり、楽しく成功する人生感を表現していると思います。
人は、病気になっては、何もできません。また勉強をしないと成長はしません。引退したら、ボケます。
人は、いろんなことを発見、創造できます。最後に社会貢献しなければ、成長は見込めないということです。
人生の生き方は、様々ありますが、皆様もがんばって、社会を楽しく生きていきましょう。



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