原発、原子力、放射線、放射能の知識

原発や放射能等について、いろいろと話題になっていますが、
用語や単位が難しくなかなか理解ができません。
そこで簡単にわかるようにまとめましたので参考にしてください。
自ら知ることによって、放射能への不安を取り除くことができます。

原子力評論家 編


1 基礎用語と知識

(1)放射能と放射線

放射能:放射線を出す能力

放射性物質:放射線を出す能力がある物質。
花粉や塵のように空気中に浮遊する。

放射線:ガンマ線や中性子線のこと。
発光のように放射状に広がり、光のように物質を透過したり、遮ることも可能

(2)放射線の危険性

放射線を大量に浴びるとDNAが損傷し、体に害が出る。

(3)半減期

半減期:放射性原子核が崩壊し、その数が半分になる期間

ヨウ素131:約8日

セシウム137:約30年

2 単位

(1)ベクレル

放射能の量の単位(Bq)

1秒間に崩壊して放射線を発する原子核の数

(2)シーベルト

被爆の大きさを示す単位(Sv)

シーベルト=放射線加重係数×グレイ(放射線吸収線量値)

1000マイクロシーベルト=1ミリシーベルト

1000ミリシーベルト=1シーベルト


3 日常生活と放射線

(1)50マイクロシーベルト/年
50マイクロシーベルト/回

・原子力発電所周辺の線量目標値
・胸のX線集団検診

(2)200マイクロシーベルト

・東京とニューヨーク航空機旅行(往復)
→高度による宇宙線

(3)600マイクロシーベルト/回

胃のX線集団検診

(4)1000マイクロシーベルト/年

一般公衆の線量限度

(5)2400マイクロシーベルト/年

一人当たりの自然放射線

(6)6900マイクロシーベルト/回(6.9ミリシーベルト)

胸部X線CTスキャン

(7)50000マイクロシーベルト/年(50ミリシーベルト)

放射線業務従事者等の上限


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