生活の知恵シリーズ

葬儀相続、遺産、遺言


1 葬儀から相続までの流れ

(1)段取り

被相続人の死亡⇒家族、知人等への連絡⇒葬儀準備⇒通夜⇒葬儀告別式
⇒僧侶、世話になった人への挨拶⇒火葬⇒遺骨迎え⇒初七日
⇒会葬者名簿、香典帳の整理⇒納骨⇒本位牌の準備⇒49日法要⇒香典返し⇒形見分⇒一周忌

(2)法律、財務の段取

死亡診断書を7日依頼に死亡地の役所に⇒火葬許可書
⇒埋葬許可書⇒保険、年金停止⇒埋葬費受給
⇒戸籍除籍謄本を取り寄せ⇒遺言書を確認
⇒自筆は家庭裁判所で検認⇒財務目録⇒
非相続人と相続人の本籍地から戸籍謄本、住民票を取り寄せる⇒不動産の所有権移転登記⇒貯金等の名義変更

葬儀費用の領収書⇒所得税の申告のための源泉徴収票⇒所得税の申告⇒相続税の申告と納付

2 忌と服

(1)忌中(きちゅう)

亡くなった日から49日間が忌の期間

(2)喪中(もちゅう)

亡くなった日から1年間

喪中には、結婚式、神社への参拝は控える。

(3)服喪期間は、喪服を着て身を慎む期間

配偶者:10日間、父母:7日間、子供5日間、孫1日間、兄弟姉妹3日間、配偶者の父母3日間、おじおば1日間

3 お葬式の後の手続きのチェックリスト

@故人の免許証や保険証などの返却の手続き(年金証書、自動車免許、クレジットカード)

死亡した人のことを証明する書類(死亡診断書、戸籍謄本)、印鑑

A年金の停止

B確定申告

C住民票や戸籍謄本を郵送する

D預貯金の凍結及び葬儀費用

E社会保険、国民健康保険からの葬儀費用の手続き(亡くなった日から2年以内に)

F相続税

4 必要な書類

1 住民票

2 印鑑登録証明書

・銀行貯金の名義変更、株券、不動産の所有物

3 戸籍謄本(とうほん)

・名義変更

4 除籍謄本(とうほん)

・名義変更

5-1 お通夜・葬式の常識

1 ご焼香の常識

○一般:
香を軽くつまみ、目の高さまであげ、手のひらを返さず、そのまま香を香炉に落とします。
1回〜3回繰り返すが宗派によって異なる。

○浄土真宗
香を軽くつまみ、そのまま香炉に落とします。(額に持っていかない。)
また1回のみ実施する。

5-2 相続放棄

○相続放棄は相続開始を知った日から3ヶ月以下にに家庭裁判所に申請⇒相続放棄申述受理証明書

用紙には、相続の開始を知った日を記入する。


6 相続

・相続税の基礎控除学は、5000万円+1000万円×相続人 この価格以下なら申請する必要はない。

・死亡した翌日から10ヶ月以内に支払う。

7 遺言

@遺言者が全文、日付、氏名を自筆する。パソコンは駄目

A遺言書に押印する

B遺言書が見つかった場合は、家庭裁判所に持参して、相続人全員の立会のうえで開封:公正証書遺言はこの必要がない。

8 相続登記

相続登記に期限はない。

@不動産の登記

・登記申請書を書く

・登記所に提出

A銀行預金の名義変更

・遺産分割協議書(公正証書がある場合はその謄本)

・亡くなった人の戸籍謄本及び相続人の戸籍謄本

・印鑑証明書

実際は銀行にお問い合わせください。

B株式の名義変更

・相続人の印鑑証明書

・戸籍謄本及び相続人の戸籍謄本

実際には証券会社にお問い合わせください。

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