賃借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書について
企業を知るには、この3指標が重要となってきます。契約担当者、株式投資する方は、最低限の相手の企業を知るべきと思われます。このホームページは、できるだけ簡単に企業価値を知るポイントをまとめましたので、いろいろな場面で利用してください。 |
株の基本となる賃借対照表の読み方です。
1 資産の部
○資産の部は、T流動資産、U固定資産、V繰越資産から成っています。
○流動資産は、1年以内に現金にできる資産。固定資産は、現金化に1年以上かかる資産。
○受取手形及び売掛金は、代金を受領する権利です。
○のれんは、企業買収のもうけで、企業価値の上昇等です。
○投資活動がさかんな企業は、営業投資有価証券や投資損失引当金でわかりますが、マイナスの会社は注意
○注目は、流動資産合計、有形固定資産合計、固定資産合計、資産合計です。前年度の比較が重要
2 負債の部
○負債の部は、T流動負債、U固定負債から成っています。
○流動負債は、1年以内に支払う負債です。固定負債は、返済に1年以上かけれる負債です。
3 純資産の部
○純資産の部は、T株主資本、U評価・換算差額等、V新株予約権、W少数株主持分から成っています。
○株式会社は、株主資本が1,000万円以上必要です。
○資本剰余金は、株式発行に利益剰余金は、配当になります。よって利益剰余金がないと配当はなくなったりする可能性があります。
○少数株主持分は、個人の株の持分です。
○自己資本比率は、<純資産合計>÷(<流動負債>+<固定負債>+<純資産合計>から計算されます。20%以下は要注意
4 まとめ
○<資産の部>=<負債の部>+<純資産の部>(これを<負債純資産合計>という)となります。純資産の部が大きい会社ほど、安定している会社となります。
○また流動資金が少ないほど、流動負債が多きいほど、倒産の可能性が高くなります。流動資産と流動負債を比較するを比較して、流動負債が多ければ、非常に危険な企業です。
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1 利益の関係について
○売上原価は、材料費用と同じ。売上純利益は、売上高から売上原価を引いたもの。
○営業利益は、本業の利益で、損失分を除いた利益。
○支払い利息はマイナスの費用。
○経常利益は、本業以外も含む利益。
2 特別利益と特別損失について
○特別利益は、当期だけの特別利益。一時的な利益のため企業価値の判断に入れない方がよい。
○特別損失は、当期だけの損失。
○貸倒引当金戻入益は、つけの回収のこと。
○固定資産除去損は、土地損、不動産損のこと。
○純利益は、マイナスの場合は純損失=赤字となる
3 まとめ
○昨年度と比較することが重要です。
○特別利益で、企業価値を判断しないほうがいいですし、特別損失で経営を圧迫しないくらいなら、企業判断にしないほうがよいです。しかし、子会社の粉飾等で特別損失がとんでもない場合は、注視すること。
1 営業キャッシュフローについて
○本業の収入ー営業支出を除いたもの
○マイナスは、赤字。危険。
2 投資キャッシュフローについて
○固定資産、株への投資
○マイナスで普通。優良企業はマイナス
3 財務キャッシュフローについて
○自社株買い、借金返済
○プラスは、借入金、社債で資金調達
○マイナスで普通。優良企業はマイナス
4 現金同等品
○プラスは、現金収入が多く良好である。
5 企業の判断は以下のとおり
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営業CF |
投資CF |
財務CF |
優良企業 |
+ |
ー |
ー |
積極投資企業 |
+ |
ー |
+ |
倒産企業 |
ー |
+ |
+ |
資金繰困難企業 |
ー |
ー |
+ |
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株式の売買は自己判断、自己責任でお願い致します。 当方は一切の責任を負いません。
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